プロフィール

 

教員基礎情報
氏名 阿尾 あすか(アオ アスカ) 所属 人文学科
ローマ字 専攻 日本語・日本文学コース


学歴
入学卒業学校名学部・学科学位
 2000年03月奈良女子大学文学部言語文化学科学士
 2002年03月京都大学大学院文学研究科文献文化学専攻修士課程修士(文学)
 2006年03月京都大学大学院文学研究科文献文学専攻博士後期課程単位指導認定退学
 2008年03月京都大学博士(文学)取得博士(文学)
職歴(相愛大学)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
2020年04月現在に至る相愛大学人文学部准教授 
職歴(相愛大学以外)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
2005年04月2007年03月日本学術振興会 特別研究員(DC2,途中PDに変更) 
2007年04月2008年06月京都大学文学部研修員 
2008年07月2010年06月国文学研究資料館 機関研究員 
2010年07月2012年03月国文学研究資料館研究部特定研究員 
2012年04月2014年03月日本学術振興会 特別研究員(RPD) 
2014年04月2016年03月奈良学園大学人間教育学部助教 
2016年04月2019年03月奈良学園大学人間教育学部専任講師 
2019年04月2020年03月奈良学園大学人間教育学部准教授 
所属学会
和歌文学会 / 中世文学会 / 和漢比較文学会 / 日本文学協会
学協会活動
開始年月終了年月所属役職名
2016年04月現在に至る和歌文学会委員
社会貢献活動等
開始年月終了年月事項
2015年07月2015年09月桜井市第三期市民大学講師「桜井の観光名所」
2016年09月2016年10月桜井市第四期市民大学講師「和歌の中の桜井を楽しむ」
2016年11月2016年11月平城東公民館記念講演講師「大和の観光名所」
2018年12月2018年12月葛城市立図書館文学講座講師「古典文学世界から見る葛城」
授業科目等(現年度を含む過去3ヶ年)
年度学期授業名
2020前期国語科教育法C
2020前期人文学概論
2020前期専門応用演習A
2020前期専門基礎演習A
2020前期専門研究演習

教員研究業績
研究分野: 日本古典文学
研究キーワード: 中世文学 / 和歌 / 京極派 / 伏見院
職務上の実績に関する事項
免許・資格
日付免許・資格概要
2000年3月24日高等学校教諭一種免許(国語) 
研究業績に関する事項
著書
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
京都大学蔵貴重連歌資料集3共著2004年02月臨川書店編者:京都大学文学部国語学国文学研究室 共著者:小山順子・長谷川千尋・阿尾あすか493-535,619-635A5判・全658頁 本人担当部分:「住吉法楽千句翻刻」p493‐535,「住吉法楽千句の成立と伝本」619‐635 「住吉法楽千句」「住吉法楽千句の成立と伝本」を単著 大永元年十一月に三条西実隆、宗碩によって催行された『住吉法楽千句』の伝本の一つ、京都大学附属図書館蔵本の翻刻と解題。同千句の願主は細川高国とされてきたが、そうは考えにくいことと、京大附属本の本文は独自本文を有することを指摘した。
『中世近世和歌文芸論集』龍谷叢書15共著2008年09月思文閣書店編者:日下幸男 共著者:安井重雄・阿尾あすか・長谷川千尋・長谷川薫・大谷俊太・岡本聡・藤本孝一・海野圭介・小高道子・日下幸男・西田正宏・神作研一・盛田帝子・久保田啓一・中川豊・加藤弓枝・万波寿子24-49A5判、401頁 本人担当部分「風雅和歌集における烏―京極派的歌材をめぐる一考察」(p24-49) 「風雅和歌集における烏―京極派的歌材をめぐる一考察」を単著 『風雅和歌集』では烏を題材とした歌が他の勅撰集と比べ突出して多く入集している。烏は和文学の世界では雅的な物とみなされなかったが、漢詩文の世界では詩材として浸透している。『風雅和歌集』の烏の歌も漢詩文からの表現摂取により叙景歌となり得ている。一方で、『万葉集』や王朝文学の要素も取り入れており、漢詩的題材の烏を和歌的素材へと変質させる工夫を行っている。
伏見院 コレクション日本歌人選単著2011年06月笠間書院 全113頁中世の京極派和歌の庇護者であり、代表歌人でもある伏見院の和歌三十七首の解釈を通じて、院の和歌表現の特徴と和歌思想について論じた。伏見院の和歌は、王朝古典文学や漢詩文を積極的に摂取した表現、独自の思想に基づいた繊細な自然描写が特徴である。京極派和歌は、法相宗の唯識思想を基としているが、院の場合はそこに神道的な思想が加わる。伏見院には強烈な正統意識と隠遁願望があり、院の思想や歌風もこうした内面に由来すると思われる。 A6判・全113頁
『鳥獣虫魚の文学史 虫の巻』日本古典の自然観3共著2012年01月三弥井書店編者:鈴木健一 共著者:鈴木健一、田中仁、室田知香、大井田晴彦、西山秀人、坪井陽子、横田隆志、植木朝子、高柳祐子、山本啓介、横山太郎、天野総一、阿尾あすか、有賀夏紀、金子俊之、牧藍子、牧野悟資、井上泰至、小財陽平、吉丸雄哉、佐藤至子214-229A5判、373頁 本人担当部分:「蚊遣火を詠む和歌―「雅」と「俗」のはざまで」(p214-229) 「蚊遣火を詠む和歌―「雅」と「俗」のはざまで」を単著 蚊遣火は庶民生活に密着した素材であるため、和歌では配慮して詠む必要があった。喩えや景観の一点景として詠むなど、卑俗な生活実態の部分は切り捨てて朧化して詠まねばならない。蚊遣火は元来「俗」の性質を内包しているため、美を象徴化してゆく和歌では、常に「雅」「俗」のバランスに注意を払わなければならない。だが、「俗」の立場から「雅」をめざす俳諧には適しており、俳諧的題材であったと言える。
『中世詩歌の本質と連関』中世文学と隣接諸学6共著2014年09月竹林舎編者:錦仁 共著者:阿尾あすか、赤木俊介、植木朝子ほか多数511-535A5判、全597頁 本人担当部分:「歌の家の継承と実践―京極為兼・二条為世を中心に―」(p511-535) 「歌の家の継承と実践―京極為兼・二条為世を中心に―」を単著 歌の家、御子左家は京極、二条の二家に分裂し、双方が正統性を主張した。京極為兼と二条為世の歌論を検討すると、為兼は詠歌態度についての庭訓を、為世は歌を詠む実践面での庭訓をそれぞれ継承している。歌学歌論の宗教的傾向を深化させたのが京極派、「道」の伝授を庶幾してゆくのが二条派であり、両者は中世文化のありかたと重なる。
高麗時代の公共性 1共著2016年06月韓国学中央研究院出版部編者:李禧柱 共著者:李禧柱,申福龍,李南姫,丁善溶,尹大植,魯炳浩,永原慶子,阿尾あすか191全207頁 「日本宮廷文学の公共性ー「勅撰和歌集」という公共事業」(韓国語による翻訳)p191-207 勅撰和歌集21代集の撰集作業を公共事業として捉えた時、勅撰和歌集には二つの大きなタームポイントがあった。それは撰集作業が国家事業として意識された『新古今和歌集』、武家の政権が京都に移った時に編纂された『新千載和歌集』である。中世からの勅撰和歌集事業は、武家と天皇家との共同政権のバランスの上に成り立っており、そのバランスが大きく武家に傾いた時に破綻を迎えることを指摘した。
高麗時代の公共性2共著2016年06月韓国学中央研究院編者:李禧柱 共著者:李禧柱,申福龍,李南姫,丁善溶,尹大植,魯炳浩,永原慶子,阿尾あすか203-226全226頁 「「家」という日本の中世的公共性についてー「歌の家」を中心にー」(韓国語による翻訳)p203-226 「公共性」という言葉の定義に立ち戻った時、日本の中世の社会は「家」の結合体で成り立っており、「家」そのものが公共性を帯びたものであったといえる。本論ではその見解に立って、中世の歌の「家」の継承のシステムについて概説した。
日記で読む日本史1 日本人にとって日記とは何か共著2016年07月臨川書店編者:倉本一宏 倉本一宏、松薗斉、石田俊、佐野真由子、奈良岡聰智、久富木原玲、カレル・フィアラ、井上章一、富田隆、阿尾あすか201-230四六判全276頁 「日記と和歌―『中務内侍日記』を例に」(p201-230) 『中務内侍日記』における和歌は、作者のつかえた伏見院の侍臣、女房達が、天皇に仕える者の集団としての精神的紐帯を確かめるツールとして機能している。結果的には私的、文芸的な記事とされる箇所においても、和歌は常に天皇を称揚するためにあるのであり、これまで分裂的と評価されてきた同日記ではあるが、和歌から読み解くと常に伏見天皇称揚ということで一貫しているのである。
アジア遊学223 日本人と中国故事 変奏する知の世界共著2018年09月勉誠出版編者:森田貴之・小山順子・蔦清行 共著者:大谷雅夫、黄一丁、濱中祐子、阿尾あすか、小山順子ほか多数48-58全271頁  「中世和歌における「子猷尋戴」故事の変容」(p48-58) 「子猷尋戴」は、和文学の世界では、伝統的な和歌の文脈で捉えなおされたり、原典の要素を一部切り捨てたりして変容して摂取されている。中世和歌においても、原典とは異なる、いにしえの風雅な交友の話として享受されてきた。漢故事も、歌人たちには、「王朝古典」として摂取されていったと考えられる。
古典文学の常識を疑うⅡ 縦・横・斜めから書きかえる文学史共著2019年09月勉誠出版編者:松田浩・上原作和・佐谷眞木人・佐伯孝弘  共著者:上原作和,阿部好臣,山中悠希,福家俊幸,高陽,中島和歌子,佐々木孝浩,伊藤禎子,阿尾あすか,ほか多数126-129 本人担当部分:「京極派和歌の独自性とは何か」(126-129頁)を単著 京極派和歌の独自性について、文学史における同和歌の位置づけを行いながら論じた。
論文・解説等
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
「壁に消えゆく」考―京極派和歌表現の一展開―単著2003年10月『国語国文』(京都大学)72巻10号 13-31査読付
炊煙の歌―『風雅和歌集』雑中を中心として単著2005年06月『文学』(岩波書店)6巻4号 120-132依頼論文
「力あり」ということ   『光厳院三十六番歌合』判詞をめぐって単著2006年03月『京都大学国文学論叢』(京都大学)15号 1-22査読無
花園院と紀貫之―『風雅和歌集』所収の貫之歌を中心にー 2007年11月『国語国文』(京都大学)76巻11号 1-16査読付
東京国立博物館蔵「伏見院詠草」の性格―合点・丸印の意味するもの―単著2013年09月『京都大学国文学論叢』(京都大学)30号 37-54査読付
日本文化における教養教育としての「古典文学」利用―『大和名所図会』での名所規定を例として―単著2014年12月『人間教育学研究』(人間教育学会)2号 (一)~(一三)査読付
日本文学における母性観―今後の教育に資する一考察―単著2015年12月『人間教育学研究』(人間教育学会)3号 (一)~(一五)査読付
伏見院の和歌題と漢文学単著2017年04月『国語国文』(京都大学)86巻4号 204-215依頼論文
資金等受入状況
研究資金
開始年月終了年月事項金額内容
2005年04月2007年03月「京極派和歌表現の比較文学的研究」1100000特別研究員奨励費(DC2,途中PDに変更)・人文学17・1480
2009年04月2012年03月「南北朝期和歌における王朝文化の継承と禅文化の流入」2431000科学研究費補助金若手研究(B)(21720084)代表阿尾あすか
2012年04月2015年03月「持明院統派皇族間での宮廷文化の相承と変容―京極派歌人伏見院を中心に」1400000日本学術振興会特別研究員奨励費(RPD)(人文学・40200)
2012年04月2017年03月中世近世国文学における中国文学受容の研究ー和漢聯句と抄物を中心としてー13780000科学研究費補助金基盤研究(C)・24320048・代表大谷雅夫
2012年08月2013年11月「高麗時代の公共性の研究」1年目:鎌倉時代後期の宮廷文化と公共性、2年目:天皇の記録を通してみた中世的公共性1000000韓国学中央研究院「2012年度グローバル時代韓国的価値と文明研究」採択プロジェクト 代表李禧柱 ※金額はウォン
2015年04月2018年03月「鎌倉時代後期の宮廷における王朝文化継承と新文化創出の再検討―伏見院の宮廷を中心に」2080000科学研究補助金若手研究(B)・15k16691・代表阿尾あすか
2015年04月2018年03月宗教系団体等が所蔵する幻燈史料の記録化と分析による道徳観成立へのアプローチ3380000挑戦的萌芽研究・15K13194・代表山本美紀
2016年03月2019年03月中世における漢故事のパラフレーズ 4420000基盤研究(C)・16K02379・代表森田貴之
2019年04月2022年03月古代・中世の《翻訳》意識―訓読と翻案のあいだを探る―4290000基盤研究(c)・19K00356・代表森田貴之