書名 | 単著・共著 | 年月 | 発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称 | 編者・著者(共著の場合のみ) | 該当ページ数 | 概要 |
『インターネット持仏堂1ーいきなりはじめる浄土真宗ー』 | 共著 | 2005年03月 | 本願寺出版社 | | | フランス現代思想研究者である内田樹氏(神戸女学院大学教授)との往復意見交換によって、「人間」「宗教」「倫理」など多方面において語っている。
往復書簡は「その1」から「その9」までやりとりされ、ラカン・甲野善紀・月光仮面・マタイ伝・ヒューム・レヴィナスと幅広い言説のキャッチボールとなる。さらに、「間狂言」と称して、宗教学の基礎を解説している。
新書化にあたり全編に脚注が付加されている。
共著者:内田樹、釈徹宗 本人担当部分:抽出不可能 |
『インターネット持仏堂2ーはじめたばかりの浄土真宗ー』 | 共著 | 2005年03月 | 本願寺出版社 | | | フランス現代思想研究者である内田樹氏(神戸女学院大学教授)との往復意見交換によって、「人間」「宗教」「倫理」など多方面において語っている。
往復書簡は「その1」から「その9」までやりとりされ、ラカン・甲野善紀・月光仮面・マタイ伝・ヒューム・レヴィナスと幅広い言説のキャッチボールとなる。さらに、「間狂言」と称して、宗教学の基礎を解説している。
新書化にあたり全編に脚注が付加されている。
共著者:内田樹、釈徹宗 本人担当部分:抽出不可能 |
『いきなりはじめる仏教生活』 | 単著 | 2008年04月 | バジリコ | | | 自我の肥大に悩む現代人に、仏教の知見を手あたり次第活用して日常を生きる、仏教生活を提案。「プチ出家にプチ修行、合掌して「三帰依文」を唱えれば、今日からあなたも立派なブッディスト」。「これからの人生を仏教徒として生きてみれば、それだけで自由な回路が開けてくる。「いやになったらやめればいい」などと、読者に大胆な提言を行なった著作。 |
『仏教ではこう考える』 | 単著 | 2008年11月 | 学研 | | | 「京都新聞」で2年3ヶ月にわたり連載した「紙上問答」が第一部として掲載されている。難問・奇問・珍問にも誠実に応答するように心がけた。また第二部では、住職としての日常における苦悩を吐露しながら、現代に問題提起するような意図を潜めている。 |
『いきなりはじめるダンマパダ』 | 単著 | 2008年11月 | サンガ | | | 平成19年に、7回にわたって應典院という寺院で行われた公開仏教講座が書籍化されたもの。最古の仏典のひとつ『ダンマパダ』をテキストに仏教の基盤から倫理や生活規範、さらには日本仏教との比較まで幅広く語っている。 |
『不干斎ハビアン』 | 単著 | 2009年01月 | 新潮社 | | | 『妙貞問答』によって仏教・儒教・道教・神道を批判し、その後晩年になってキリスト教の批判書『破提宇子』を著した不干斎ハビアン(巴鼻庵)。元・禅僧であったがキリシタンへと改宗し、日本人修道士の中心的存在として活躍した。キリシタン教団の理論的支柱となり、林羅山を始め多くの論者とも宗教論争を戦わせている。しかし、なぜか突如ハビアンはキリシタンを棄教する。彼はなぜ禅僧から修道士となり、またなぜキリシタンを棄教したのか。とにかく、彼の著作『破堤宇子』は、キリシタン教団から「地獄のペスト」と呼ばれ、怖れられたという資料が残っている。
それにしても、世界に先駆けて各宗教をことごとく相対化して論じた日本人がいたのは驚くべきことである。その当時、仏教からキリスト教までを批判した地平を見たこのハビアンの生涯、『妙貞問答』、そして『破堤宇子』を分析・解読することによって、彼がたどり着いた世界を垣間見ようと試みた。そして、その結果、すべての宗教体系を相対化した先に彼がみた光景は、意外にも現代人の身近なところにあるということがわかった。
例えば、ハビアンの宗教態度は、「宗教の個人化」「宗教の無地域化」「道具箱的態度」、これらは現代社会において急増している「あるタイプの宗教的人格」と相似している。ハビアンの思想軌跡を追体験することによって、現代人の宗教性の正体も見えてくるのだ。一方、ハビアンと現代スピリチュアル・ムーブメントとの相違点もある。まず、現代スピリチュアリティのフィールドでは、情報としての宗教性、消費される宗教性、といった感が強い。これに対して、ハビアンは少なくとも、真摯にその宗教の体系を歩み、求道者として生き抜こうとしている。またハビアンの宗教性は、数限りない対話と討論によって練り上げられた強さを感じる。彼の著作は、いずれも立論と反論で構成されているのである。
しばしばハビアンは、宗教者ではなく合理主義者であるとか社会科学者であると評される。しかし、ハビアンが単なる合理主義者だとは思えない。 |
『現代霊性論』 | 共著 | 2010年02月 | 講談社 | | | 生とは、死とは、霊とはなにか?
お葬式から、タブー、霊能者、新宗教、カルト、占い依存症、スピリチュアルブームまで、現代の霊性(スピリチュアリティ)への現象学的アプローチ。
「スピリチュアルの毒」にあたらないために、現代日本人のために、連続講座を書籍化したもの。 |
『現代人の祈り-呪いと祝い』 | 共著 | 2010年07月 | サンガ | | | 〈他者〉は顔や声や名前をもって〈私〉の前に現れる。
〈私〉は〈他者〉なしには生きられない。
しかし、突き詰めれば〈私〉は、死者を含めた〈他者〉に対して祈ることしかできない。
では、人はいったいどのようなときに祈るのか?
呪いと祝い、顔と人格、仏教と精神医学――
宗教性の多様な側面を通して、〈私〉と〈他者〉を語る。 |
『親鸞-救済原理としての絶対他力』 | 単著 | 2010年09月 | 佼成出版社 | | | もはや、近代が行き詰まり、ポストモダン言説もすでに消費され切ってしまった。現代人の宗教性や宗教心の傾向は、「無地域化」「道具化」「個人化」などの特徴が顕著となってきている。このような状況において、我々は親鸞から何を学べるのか、といった論考。 |
『おてらくご-落語の中の浄土真宗』 | 単著 | 2010年09月 | 本願寺出版社 | | | 宗教と芸能との関係から始まり、日本仏教の説教と落語との関係を語った書。落語「お文さん」をリライトして収録。他にも節談説教が1席収録されている。 |
『おせっかい教育論』 | 共著 | 2010年09月 | 140B | | | 教育とはビジネスではなく、個人の利益追求でもなく、もちろん商品でもない。その本質は「おせっかい」である──。 日本有数の思想家、大学総長、住職、大阪市長の4人が、「街場の学び」と「これからの教育」、そして、それを支える「共同体の再生」について語り合った。 2回で計6時間以上にわたった、3度目はないような濃密な座談会を完全収録。 「知識を得たり、技術を身に付けたり、資格を取ったりして、それで高い年収を得たり、社会的地位や威信を獲得したり、そういう自己利益を達成するために人は教育を受けるのだという思想が広まってしまった。それが教育崩壊の根本にあると思います(本文より)」という内田樹氏の問題提起に始まり、教育を通してニッポン社会の歪みをズバズバ指摘していく、「目からウロコ」の1冊。 第一夜(2009年10月1日、ナカノシマ大学での座談会)、 第二夜(2010年1月、大阪市内某所での完全クローズド座談会)に加え、本書のために4氏が新たに書き下ろした「教育論」(2010年7月)を収録。 |
『キッパリ生きる仏教生活』 | 単著 | 2011年06月 | 技術評論社 | | | 瞑想する、念仏をとなえる、深く呼吸する、お布施する、巡礼する、など。仏教の教えのなかには「身心を調える技法」として使えるものが膨大に含まれている。ひとつひとつは些細であるが、日常で実践していればここぞという時に輝くような小さな仏教的実践をイラスト入りで解説。絶望のどん底に陥った時、病床についた時、臨終の時……思い通りにならない自分を、仏教のスキルでシェイプアップ。仏教二千五百年の智慧を解説。 |
『覚悟の決め方』 | 共著 | 2011年06月 | 扶桑社 | | | 「本書は危険な道に踏み込む『覚悟』を持った、勇気ある僧侶たちの「3・11後」の言説が集められている」(評論家・宮崎哲弥 本書解説より)
地震や津波、制御不能となった原発への不安・恐怖、機能しない行政システムへの怒り、何もできない無力さ……。
日常の儚さ、隣り合わせにある死を体感し、多くの人がいまだ混乱の只中にいるなか、必要とされるのは“日常”を生きる“哲学”。
そのヒントは“仏教”にあった。本書は、地震後の“空虚”への処方箋、価値観の再構築のヒントを、5人の僧侶が仏道の見地からわかりやすく提示。 |
『自然を生きる』 | 共著 | 2011年07月 | 東京書籍 | | | 「タテとヨコ」から見る決定版日本論。
日本人のあるべき姿とは?守るべきものとは?
現代社会の諸側面を禅僧・玄侑宗久氏とともに語る。仏教・道教・儒教などの視点を織り交ぜ、日本文化論を展開。東日本大震災の3週間前の福島で行われた対談をまとめたもの。 |
『親鸞の迷い』 | 共著 | 2011年09月 | 新潮社 | | | 「どのような修行も到底やり通せない身なのですから、地獄こそが、私の落ちゆくところと決まっているのです」。僧として修行の日々を送りながら、なお断つことのできない煩悩の自覚。若き日の親鸞(1173‐1262)が苦悩の末に出会ったのは、「一心に念仏をとなえるだけで、阿弥陀仏の本願の力(他力)によって救われる」という師・法然の教えだった。越後への流罪という苦難を乗り越え、その人生を他力本願の信仰と実践についやした求道者にして浄士真宗の祖・親鸞の生涯を豊富なビジュアルとともに辿り、釈徹宗がわかりやすく解説し、梅原猛が白熱の論考を行っている。 |
『法然親鸞一遍』 | 単著 | 2011年10月 | 新潮社 | | | “悟り”ではなく、“救い”の道を―。仏教のベクトルに大転換をもたらし、多くの支持を得た日本浄土仏教は、いかにして生まれたのか。念仏を選択し、凡人が救われる道を切り拓いた法然。「その念仏は本物か」と問い続け、「悪人」のための仏道を説いた親鸞。「捨てる・任せる」を徹底し、遊行の境地に達した一遍。浄土宗・真宗・時宗の三祖を比較し、それぞれの「信心」に迫る。 |
『仏教シネマ』 | 共著 | 2011年11月 | サンガ | | | 映画という近代を代表するメディアを通して死生観を考察する。生老病死+葬…。スクリーンに描かれた「隠された宗教性」を、釈と秋田光彦氏とが語る。映画作品から感知される「死者のまなざし」は現代を生きる私たちに何を伝えようとしているのか。独特の視点から読み解いていく。 |
『仏教教理問答』 | 共著 | 2011年12月 | サンガ | | | 仏教者を自任する評論家・宮崎哲哉氏と僧侶5人との連続対論。仏教の深い教理にまで踏み込んだ真剣な対話を収録。 |
『浄土真宗の原点を知る』 | 共著 | 2011年12月 | 河出書房 | | | 750回大遠忌を機に親鸞の研究史を振り返り、思想の現代性を問う。釈徹宗以外に、松尾剛志、伊東乾、熊谷誠慈、林智康、延塚知道などが執筆。「親鸞研究の今」を知るための一冊。釈徹宗は「親鸞、共振する単独者」を執筆。 |
『親鸞の教えと歎異抄』 | 単著 | 2012年03月 | ナツメ社 | | | 「浄土真宗にとって極めて大切な聖教であるが、機縁が熟していないものには、容易にこの書を見せてはならない」と言われている歎異抄。親鸞の思想および、歎異抄に込められた真意をていねいに解説する。 |
『大阪の神さん仏さん』 | 共著 | 2012年10月 | 140B | | | 大阪を神仏から論じた文化論。 大阪の人々の精神性をクリエイトしてきた 住吉大社、四天王寺、生國魂神社、大阪天満宮…などを取り上げる。 土地に根差した神社やお寺に目を向けることから、 大阪という都市や、そこに生きる人々の特性を読み解いていく。
神社やお寺の特徴から大阪という都市の特性を考察したり、キリスト教などと比較することから日本や大阪の信仰のあり方を位置づけたり、独特の視点から語られている。 |
『ブッダの伝道者たち』 | 単著 | 2013年07月 | 角川選書 | | | |
『聖地巡礼ビギニング』 | 共著 | 2013年08月 | 東京書籍 | | | |
『この世を仏教で生きる 今から始める他力の暮らし』 | 共著 | 2013年12月 | 本願寺出版社 | | | |
『宗教は人を救えるのか』 | 単著 | 2014年05月 | 角川SSC新書 | | | |
『日本霊性論』 | 共著 | 2014年08月 | NHK新書 | | | |
『聖地巡礼ライジング』 | 共著 | 2015年03月 | 東京書籍 | | | |
『死では終わらない物語について書こうと思う』 | 単著 | 2015年09月 | 文藝春秋 | | | |
『歎異抄 信じる心は一つである』 | 単著 | 2016年04月 | | | | |
『70歳!人と社会の老いの作法』 | 共著 | 2016年08月 | 文春新書 | | | |
『ブッダの言葉』 | 単著 | 2016年09月 | PHP | | | |
『お世話され上手』 | 単著 | 2016年11月 | ミシマ社 | | | |
『随縁つらつら対談』 | 共著 | 2016年11月 | 本願寺出版社 | | | |
『聖地巡礼リターンズ』 | 共著 | 2016年12月 | 東京書籍 | | | |
『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』 | 単著 | 2017年02月 | 朝日新聞出版 | | | |
『維摩経 とらわれない、こだわらない』 | 単著 | 2017年06月 | NHK出版 | | | |
『聖地巡礼コンティニュード』 | 共著 | 2017年09月 | 東京書籍 | | | |
『わたしたちの手塚治虫』 | 共著 | 2018年01月 | NHK出版 | | | |
『歎異抄はじめました 親鸞聖人から届いたメッセージ』 | 共著 | 2018年04月 | 本願寺出版社 | | | |
『異教の隣人』 | 共著 | 2018年10月 | 晶文社 | | | |
『こどものどうとく 人のきもちがわかる子になる!』 | 単著 | 2019年02月 | 日本能率協会 | | | |
『こどものどうとく みんなのルールが守れる子になる!』 | 単著 | 2019年02月 | 日本能率協会 | | | |
『日本人にとって聖地とは何か』 | 共著 | 2019年04月 | 東京書籍 | | | |
『歎異抄 仏にわが身をゆだねよ』 | 単著 | 2019年05月 | NHK出版 | | | |
『みんな、忙しすぎませんかね? しんどい時は仏教で考える』 | 共著 | 2019年08月 | 大和書房 | | | |