プロフィール

 

教員基礎情報
氏名 金児 曉嗣(カネコ サトル) 所属 大学 / 法人
ローマ字 専攻
性別
生年月日 1944/11/23


学歴
入学卒業学校名学部・学科学位
1968年03月1968年03月京都大学文学部哲学科(心理学専攻) 
1970年03月1970年03月京都大学大学院文学研究科修士課程(心理学専攻) 
1994年06月1994年06月大阪市立大学 博士(文学)
職歴(相愛大学)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
2010年04月現在に至る相愛大学 学長 
2012年01月現在に至る相愛学園 理事長 
2013年01月2013年03月相愛中学校・高等学校 校長 
職歴(相愛大学以外)
開始年月終了年月学校名所属職名授業名
1973年04月1978年03月大阪市立大学文学部助手 
1978年04月1980年03月大阪市立大学文学部講師 
1980年04月1993年03月大阪市立大学文学部助教授 
1987年04月1988年03月カンサス大学及びハワイ大学 客員研究員 
1991年10月1993年03月国際日本文化研究センター 客員助教授 
1993年04月2004年03月大阪市立大学文学部教授 
1993年04月1997年03月国際日本文化研究センター 客員教授 
1996年04月1997年03月大阪市立大学 評議員 
1997年04月1999年03月大阪市立大学文学部部長・文学研究科 主任 
2001年04月2004年03月大阪市立大学大学院文学研究科・文学部教授 
2001年04月2001年06月ハンブルク大学 客員教授 
2002年04月2004年03月大阪市立大学 副学長 
2004年04月2006年03月大阪市立大学 学長 
2006年04月2010年03月公立大学法人大阪市立大学 理事長・学長 
所属学会
日本心理学会・日本社会心理学会・日本グループ・ダイナミックス学会・日本宗教学会(評議員)・「宗教と社会」学会
学協会活動
開始年月終了年月所属役職名
1970年04月現在に至る日本心理学会会員 (現在に至る) 
1970年04月現在に至る日本社会心理学会会員(現在に至る) 
1970年04月現在に至る日本グループ・ダイナミックス学会会員(現在に至る) 
1971年04月1973年03月日本社会心理学会理事(昭和48年3月まで) 
1985年04月現在に至る日本宗教学会会員(現在に至る) 
1986年09月2004年03月Society for the Scienific Study of Rligion 会員(平成16年3月まで) 
1986年09月1999年03月Religious Research Association 会員(平成11年3月まで) 
1992年04月現在に至る日本宗教学会評議員(現在に至る) 
1993年04月現在に至る「宗教と社会」学会会員(現在に至る) 
1994年04月1998年03月日本グループ・ダイナミックス学会理事(平成10年3月まで) 
1999年04月2003年03月日本社会心理学会理事(平成15年3月まで) 
社会貢献活動等
開始年月終了年月事項
2004年04月2010年03月財団法人大阪国際交流センター 理事(平成22年3月まで)
2004年04月2009年03月財団法人大学基準協会 評議員(平成21年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人大阪バイオサイエンス研究所 理事(平成22年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人上方文化芸能協会 理事(平成22年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人関西文化学術研究都市推進機構 評議員(平成22年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人国際高等研究所 評議員(平成22年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人海外技術者研修協会 評議員(平成22年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人大阪観光コンベンション協会 顧問(平成22年3月まで)
2004年04月2010年03月財団法人ユニセフ協会大阪支部 評議員(平成22年3月まで)
2004年05月2009年03月財団法人大阪湾ベイエリア開発推進機構 評議員(平成21年3月まで)
2004年06月2008年02月財団法人大阪21世紀協会 評議員(平成20年2月)
2004年07月2010年03月財団法人大阪科学技術センター 理事(平成22年3月まで)
2007年05月2010年03月公立大学協会 理事(平成22年3月まで)
2007年06月2009年03月財団法人大学基準協会 理事(平成21年3月まで)
2007年08月2007年09月特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 理事(平成19年9月まで)
2007年09月2009年09月特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 理事長(平成21年9月まで)
2008年05月2010年03月財団法人大阪対ガン協会 参与(平成22年3月まで)
2008年05月2010年03月文部科学省大学設置・学校法人審議会大学設置分科会 特別委員(平成22年3月まで)
2008年07月2010年03月京都市立芸術大学のあり方懇談会 委員(平成22年3月まで)
2009年04月2010年03月公立大学協会 副会長(平成22年3月まで)
2009年10月2010年03月特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 理事(平成22年3月まで)
2009年12月2011年12月大阪市特別職等報酬審議会 会長(平成23年12月まで)
2010年04月現在に至る財団法人大阪国際平和センター(ピースおおさか) 理事長(現在に至る)
2010年04月2013年03月京都ノートルダム女子大学学長諮問会議 委員(平成25年3月まで)
2010年04月2010年09月特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 監事(平成22年9月まで)
2010年09月2011年09月特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 理事長(平成23年9月まで)
2011年06月2013年03月神戸市立大学法人評価委員会 委員(平成25年3月まで)
2012年04月2013年03月特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 中長期計画委員(平成25年3月まで)
2013年04月現在に至る公立大学法人神戸市立外国語大学評価委員会 委員長(現在に至る)
2013年10月現在に至る特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 理事(現在に至る)
受賞歴
受賞年月事項受賞者
1998年06月25年勤続表彰(大阪市) 
2008年03月35年勤続表彰(公立大学法人大阪市立大学) 
2011年11月大阪市民表彰文化功労 受賞 
2021年11月瑞宝中授章 
授業科目等(現年度を含む過去3ヶ年)
年度学期授業名
2012後期宗教心理学
2013後期宗教心理学
2013後期宗教心理学

教員研究業績
研究分野:
研究キーワード:
教育上の能力に関する事項
作成した教科書、教材
開始年月終了年月表題概要
1985年04月現在に至る「実験とテスト=心理学の基礎-実習編-」心理学の教科書 第Ⅴ部 第3章 三者関係における連合形成 (pp.112-118)
1985年09月現在に至る「実験とテスト=心理学の基礎-解説編-」           心理学実験指導研究会(編)       心理学実験指導研究会(編)心理学の教科書 第Ⅴ部 第3章 三者関係における連合形成 (pp.215-231)
1988年03月現在に至る「現代人の宗教」(共著)宗教心理学の教科書 第3章 現代人の宗教意識 (pp.77-116)
1989年07月現在に至る「社会心理学を学ぶ」(新版)           大橋正夫・佐々木薫(編)社会心理学の教科書 第6章 行動のやりとりから生まれるもの (pp.98-121)
1995年09月現在に至る「社会心理学への招待」高木 修 (編)社会心理学の教科書 第2章 若者と宗教 (pp.34-56)
1999年02月現在に至る「臨床心理学第2巻  『診断と見立て-心理アセスメント』」           氏原寛・成田善弘編パーソナリティ心理学の教科書 第Ⅲ部第2章 質問紙法の効用と限界 (pp.110~120)
2003年05月現在に至る「サイコロジー事始め」(編著)心理学の教科書
2005年03月現在に至る「文化行動の社会心理学」(共著)社会心理学の教科書
2006年08月現在に至る「上方文化講座曽根崎心中」  大阪市立大学文学研究科「上方文化講座」企画委員会(編)上方文化の教科書 近松の死生観 (pp.176~187)
2011年11月現在に至る「宗教心理学概論」(監修・共編著)宗教心理学の教科書
研究業績に関する事項
著書
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
サイコロジー事始め共著 有斐閣  初学者のための心理学入門書。長年心理学の授業を担当し、それぞれの分野の第一線で活躍している研究者がその経験を活かし、最新の学問の成果をわかりやすく、平易な文章で説明している。各章のはじめに入れた4コマ漫画、豊富な図版、コラムを用いた解説、各章の終わりに用意した設問と読書ガイドなど、初学者の興味を引き、理解を深められるよう工夫した。 全284頁 編者:金児曉嗣 共著者:金児曉嗣、梅本守、麻生武、中村敏枝、伊藤正人、清水寛之、鳥山平三 執筆箇所:序章「心理学とはどんな学問だろうか ―歴史と視座と方法」、第12章「社会のなかの人間 ―社会心理学」
文化行動の社会心理学 (シリーズ21世紀の社会心理学 第3巻)共著 北大路書房  本書は気鋭の文化心理学者である結城雅樹氏の協力を得て編集された。人によって形作られ、伝達、共有されてきた文化と人間の社会行動や心理との関係について、制度としての多様な文化的な側面に比重を置きながら、様々な角度から論考した。 全178頁 編集者:金児曉嗣、結城雅樹 執筆箇所:序章「文化行動の社会心理学」(結城氏と共著)、第13章「文化と宗教」 寄与者:高木修
寅さんと日本人 ―映画「男はつらいよ」の社会心理(濱口恵俊と)共著 知泉書館  世界でも稀な長寿シリーズ映画「男はつらいよ」の魅力の謎に挑むため、4人の社会学者・社会心理学者が6年間にわたり全作品を分析、その秘密を明らかにしようとしたものである。寅さんのなかに写し取られた日本人のパーソナリティや人間関係と、そこから浮かび上がる社会心理をとおして、人々が高度経済成長を背景に漠然とした不安の中で何を求め、寅さんに思いを重ねていったのか、その秘密に迫った。 全289頁 編集:濱口恵俊氏、金児曉嗣 執筆箇所:「はじめに」(共著)、第1章(共著)、第4章、第5章、「おわりに」(共著)
上方文化講座 曾根崎心中共著 和泉書院  大阪市立大学大学院文学研究科は、2004年度に市民にも公開する「上方文化講座」を開設した。本講座は、大阪の地に歴史的に育まれた文化、わけても伝統芸能に光をあて、学問的体系のもとに学ぼうとする試みである。第一線で活躍する技芸員と文学研究科教員との共同作業により授業が組み立てていく。第1回目は、近松門左衛門の世話物の名作『曾根崎心中』に多角的な分析を加えられたが、本書は、その折の成果を一書にまとめたものである。 全256頁 著者:大阪市立大学文学研究科企画委員会 執筆箇所:近松の死生観(pp.176~187)
宗教心理学概論共著 ナカニシヤ出版  日本人の宗教的行動や宗教性の発達など、実証研究の理論や方法を平易かつ詳細に解説した。 第1部 基礎・理論編(イントロダクションと研究方法論/宗教心理学の歴史/宗教とスピリチュアリティ)/第2部 実証編ーテーマ別の宗教心理学(子どもと宗教/青年と宗教/中高年と宗教/宗教とメンタルヘルス/宗教と死)/第3部 今後の展望と課題(宗教心理学のこれからと課題) 全248頁 監修:金児曉嗣 編者:松島公望、河野由美、杉山幸子、西脇良 執筆箇所:「はしがき」、第1章「イントロダクションと研究方法論」、第7章「宗教とメンタルヘルス」
論文・解説等
書名単著・共著年月発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)等の名称編者・著者(共著の場合のみ)該当ページ数概要
異文化受容態度の構造 (向井有理子と共著)共著 大阪市立大学文学研究科「人文研究」第57巻 pp.63~77  日本人の異文化受容態度について、多面的な尺度を作成し、その構造を明らかにし、実際の行動との関係を検討することを目的とした。研究1では質問紙調査によって異文化受容態度と異文化接触頻度を測定し、研究2では面接調査によって具体的な異文化受容行動の実行との関係をより詳しく調べた。 共著者:向井有理子、金児曉嗣
都市は人の心と社会を疲弊させるか?共著2004年03月大阪市立大学文学研究科 都市文化研究センター 「都市文化研究」3号 pp.97~117  大阪市立大学文学研究科は、平成14年度に「都市文化創造のための人文科学的研究」と題する課題で「21世紀COEプログラム」に採択された。本拠点では、都市に蓄積されてきた文化的伝統を解明するという基礎研究の成果をふまえて、都市文化の現状と都市民の生活を調査研究することを目的の一つとしている。本研究は、この事業の一環として計画された「都市住民と村落住民の生活様式と価値観の特徴」と題する大規模なサンプリング調査の結果の一部を報告したものである。 共著者:金児曉嗣、渡部美穂子
居住環境の都鄙性と対人関係の様態 ―資源獲得方略としての友人関係の分析―共著2007年03月大阪市立大学文学研究科 都市文化研究センター 「都市文化研究」第9号 pp.2~19  対人関係の様態の都鄙差をもたらす個人の心理的背景、およびその帰結を検討することを目的とした。本研究では、都市においては多くの人物と友人関係を構築することが、村落においては少数の親友との強固なコミットメント関係を維持することが、他者が提供する資源を獲得するうえで適応的であると考え、関西圏に居住する2700人を対象とする質問紙調査を行った。 共著者:宮崎弦太、金児曉嗣
自尊心と外国人受容―日本・台湾・韓国の調査から―共著2007年03月大阪市立大学文学研究科 都市文化研究センター 「都市文化研究」第9号 pp.20~33  日本は先進諸国の中では海外からの移民の受け入れに関しては閉鎖的な政策をとって来たが、今後は門戸の開放を強く求められることは必至であり、そうした人々との共生に向けて我々一人一人が考えねばならない日はそう遠くない。都市は村落と比較して、文化的多様性を特徴とし、外界から人や物が集まりやすく、それらと共存しながら発展してきた地域である。ここに多文化共生実現のための鍵があると考え、本研究では異文化への好意的な態度の形成において、地域の特性が果たす役割について、存在脅威管理理論の観点から明らかにした。 共著者:向井有理子、金児曉嗣
大学への受験行動および入学の意思決定に影響する要因の研究共著2012年03月相愛大学研究論集 pp.121~137  受験生の大学への受験行動と入学の意思決定に影響する要因を検討するならば、いかなる点に注目すべきか。 2011年度の相愛大学新入生を対象に、①入学生が入学時に持つ興味と心配事、②ホームページの閲覧及びその印象とオープンキャンパス参加や入学との関係性、③出身地と受験時期・ホームページの閲覧率・オープンキャンパス参加率・受験するきっかけと入学を決定したきっかけとの関係、を調査考察した。 共著者:西迫成一郎、山本裕、金児曉嗣
大学における宗教教育の効果共著2012年03月相愛大学研究論集 第28巻 pp.181~201  相愛大学及び他の私立大学(宗教教育を行っている大学と行っていない大学を含む)の学生を対象に、宗教教育の有無が宗教行動、宗教観、死生観に違いをもたらしているかどうかを検討し、次いで、宗教教育が信仰実践的な宗教行動を促し、ひいては肯定的な宗教観や死生観、情動的共感性、自尊心などを育む可能性を検討した。 共著者:渡部美穂子、金児曉嗣
資金等受入状況
研究資金
開始年月終了年月事項金額内容
 現在に至る財団法人本願寺派教学助成財団 教学研究資金助成 「大学における宗教教育と死の準備教育の効果」について800000我が国には宗教組織が設立母体となっている大学は多く存在し、それぞれの大学において独自の宗教教育が展開されている。しかし、その教育効果が具体的にどのような形で表れているかについては、ほとんど明らかにされてこなかった。本研究は、宗門立の相愛学園の学生と、他大学の学生を対象とした調査を踏まえ、宗教観や諦観が死生観といかなる関係にあるかについて上記の課題に取り組もうとする研究である。 (研究代表者:金児曉嗣、共同研究者:渡部美穂子)
 現在に至る科研費基盤研究(B) 「宗教性/スピリチュアリティと精神的健康の関連-苦難への対処に関する実証的研究」について。1000000宗教性/スピリチュアリティと精神的健康(ウェルビーイング・不安)との関連について実証的に検討する。さらに,東日本大震災を受け,日常的な不安のみならず「死の不安」や「来世への態度」など死に対する態度も取り上げ,宗教性/スピリチュアリティとの関係を探る。また,精神的健康と結びつくストレス関連成長(SRG)を取り上げ,宗教性/スピリチュアリティが精神的健康にどのように関連するのか(苦難への対処となるのか)を実証的に明らかにする。 (研究代表者:松島公望、分担研究者:金児曉嗣ほか4名)