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Name |
INOUE Akira |
Organization |
人文学科 |
Name(Japanese) |
井上 陽(イノウエ アキラ) |
Major |
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- Education
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Start date | End date | Name | Department | Degree |
04, 1991 | 03, 1993 | 龍谷大学 | 短期大学部仏教学科 | 準学士 |
04, 1993 | 03, 1995 | 龍谷大学 | 文学部仏教学科 | 学士 |
04, 1995 | 03, 1997 | 龍谷大学大学院 | 文学研究科修士課程仏教学専攻 | 修士(文学) |
04, 1997 | 03, 2001 | 龍谷大学大学院 | 文学研究科博士後期課程仏教学専攻 | |
- Job(Souai University)
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Start date | End date | School name | Organization | Job | Lesson |
04, 2005 | 03, 2016 | 相愛大学 | | 非常勤講師 | アジア仏教史/アジアの仏教と社会/サンスクリット語入門 |
04, 2016 | Up to now | 相愛大学 | 人文学部 | 准教授 | 宗教学概論A/仏教思想論/アジアの仏教と社会/サンスクリット語入門/基礎演習/専門基礎演習/建学の精神 |
- Job(Except Souai University)
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Start date | End date | School name | Organization | Job | Lesson |
04, 2001 | 03, 2015 | 龍谷大学 | 文学部 | 非常勤講師 | 仏教学講読/インド学講読/現代アジアの仏教と社会/仏教漢文入門など |
04, 2001 | 03, 2016 | 京都西山短期大学 | 仏教科 | 非常勤講師 | 仏教美術/仏教文化/インド仏教史/シルクロード文化 |
04, 2002 | Up to now | 龍谷大学 | RECコミュニティカレッジ | 嘱託講師 | 輾転する仏教/仏陀の道ほか |
08, 2002 | 12, 2002 | Whitman College | Foreign Language & Literature (Japanese) | Lecturer | Advance japanese |
04, 2004 | 03, 2005 | 龍谷大学 | 古典籍デジタルアーカイブセンター | 兼務職員 | |
12, 2004 | 03, 2005 | 龍谷大学 | 古典籍デジタルアーカイブセンター | 研究員 | |
04, 2005 | 03, 2010 | 龍谷大学 | アフガニスタン学術研究プロジェクト | 研究員 | |
04, 2013 | 09, 2013 | 神戸大学 | 人文学研究科 | 非常勤講師 | 考古学 |
04, 2016 | 03, 2018 | 龍谷大学 | 文学部 | 非常勤講師 | インドの仏教と文化 |
- Contribution
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Start date | End date | Item |
09, 1992 | 09, 1992 | タイ東北部におけるクメール遺跡の基本調査 |
09, 1992 | 09, 1992 | 中部ジャワの仏教・ヒンドゥー遺跡の基本調査、並びにジャワ島における仏教・ヒンドゥー混淆儀礼の基本調査 |
09, 1993 | 09, 1993 | タイ東北部におけるクメール遺跡の基本調査 |
09, 1995 | 10, 1995 | 西インドの石窟寺院の基本調査、カルカッタ・インド博物館,ニューデリー・国立博物館,ムンバイ・Prince of Wells 博物館所蔵の仏教遺物の基本調査、ネパールの仏教遺跡の基本調査 |
06, 1996 | 06, 1996 | ビルマ・エーラワッディー河流域の仏教遺跡の基本調査 |
04, 1997 | 03, 2011 | 龍谷大学仏教文化研究所客員研究員 |
03, 1998 | 03, 1998 | ガンガー河中流域の仏跡調査、中インドのヴィディシャー周辺(サーンチー,ソーナーリ,サットダーラー,ボージプル,アンデール)の仏塔遺跡群の基本調査 |
09, 2000 | 09, 2000 | 西インドの石窟寺院及び南インド仏塔遺跡の基本調査
・西インド:カーンヘーリ,コーンダネー,バージャー,カールラー,ベードゥサー,ナーシク,アジャンター,エローラ,アウランガーバード石窟
・南インド:ナーガールジュナコーンダ,アマラーヴァティー |
07, 2002 | 07, 2002 | 韓国国立中央博物館所蔵文物の調査 |
08, 2002 | 08, 2002 | 第二次世界大戦中、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部Tulelakeにあった、日系人強制収容所跡の視察 |
03, 2003 | 03, 2003 | インド・ビハール州の仏教遺跡の基本調査
・ラージギル,ヴァイシャーリー,ケッサリヤ,ラウルヤ・アララージ,ラウルヤ・ナンダンガル,クシナガラなど |
03, 2004 | 03, 2004 | インド・ニューデリー国立博物館所蔵中央アジア出土文物の調査 |
05, 2004 | 05, 2004 | アフガニスタン・バーミヤーン周辺の仏教遺跡の基本調査(バーミヤーン,カクラク,フォラディ,シャーリ・ゾハックなど)および、インドのウッタル・プラデーシュのラクノウ博物館所蔵仏教関連遺物の基本調査 |
11, 2004 | 11, 2004 | 2004年度西別院土曜講座(於 本願寺名古屋別院)の講師 |
02, 2005 | 02, 2005 | 中国新疆ウイグル自治区トルファン県ベゼクリク石窟の仏教壁画のデジタル復元作業をとおして,NHKと共同制作に携わった『NHKスペシャル 新・シルクロード 第2集 トルファン:灼熱の大画廊』が放映 |
04, 2005 | 03, 2010 | 龍谷大学アフガニスタン学術調査隊隊員 |
07, 2005 | 07, 2005 | 京都西山短期大学専攻科開設記念公開講座「仏教7」の講師 |
10, 2005 | 10, 2005 | 龍谷大学第1次アフガニスタン学術調査隊として「アフガニスタン・バーミヤーン州バンデ・アミール川上流域の古代ルートと遺跡の調査」に従事(ケリガン,チル・ボルジ,タンギ・サフェーダック遺跡の現状調査、バーミヤーン盆地出土の仏教写本に関する聴き取り調査、サレ・スム遺跡の発見と基本調査) |
09, 2006 | 11, 2006 | 龍谷大学第2次アフガニスタン学術調査隊として「アフガニスタン・バルフ川流域の古代ルートと遺跡の調査」に従事(ケリガン,サレ・スム,チル・ボルジ各遺跡の三次元測量、ヤッカウラング周辺の遺跡調査[クシャ・ゴラ石窟,ムシュタック石窟ほか]、バンデ・アミール川沿いの古代ルートと遺跡の調査[バーミヤーン州,サレ・ポル州,バルフ州]) |
09, 2008 | 10, 2008 | 龍谷大学第4次アフガニスタン学術調査隊として「ウズベキスタン,トルクメニスタン,イランの仏教遺跡調査」に従事(ウズベキスタン仏教関連遺物調査、トルクメニスタンのムルガーブ流域の遺跡調査、イラン南部,および西北部の仏教関連遺跡調査) |
09, 2009 | 10, 2009 | 龍谷大学第5次アフガニスタン学術調査隊として「トルコ・イラン・トルクメニスタンの仏教遺跡調査」に従事(トルコ中央部の石窟調査、イラン西北部の仏教関連遺跡調査、トルクメニスタンのムルガーブ流域の遺跡調査) |
02, 2010 | 02, 2010 | 伝道教学センター「日曜講演」の講師 |
09, 2010 | 09, 2010 | 相愛大学「市民仏教講座」の講師 |
09, 2011 | 05, 2012 | 真宗大谷派山城第一組門徒会聞法研修会の講師 |
08, 2014 | 08, 2014 | 毎日文化センター大阪「土曜歴史館VI シルクロード史の謎」の講師 |
06, 2015 | 06, 2015 | 龍谷大学文学部開講科目「アジアの仏教と文化」の講師 |
09, 2016 | 09, 2016 | 第38回龍谷総合学園大学・短期大学宗教教育連絡協議会に参加。 |
06, 2017 | 06, 2017 | 本願寺派関係学校第43回同和教育研究会に参加。 |
09, 2017 | 09, 2017 | 第39回龍谷総合学園大学・短期大学宗教教育連絡協議会に参加。 |
10, 2017 | 10, 2017 | 第24回仏教系大学研修会に参加。 |
06, 2018 | 06, 2018 | 本願寺派関係学校第44回同和教育研究会に参加。 |
09, 2018 | 09, 2018 | 第40回龍谷総合学園大学・短期大学宗教教育連絡協議会に参加。 |
10, 2018 | 10, 2018 | 第25回仏教系大学研修会に参加。 |
02, 2019 | 02, 2019 | タイ東北部サコンナコン県ワット・カンプラモンおよび隣接する末期ガン患者の終末ケアホスピスを訪問し、寺院とホスピスの関係などを実態調査。 |
06, 2019 | 06, 2019 | 本願寺派関係学校第45回同和教育研究会に参加。 |
08, 2021 | 12, 2021 | 龍谷総合学園「仏教×SDGs 2021」の企画・運営に作業部会員として参加 |
- Award
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Date | Item | Award |
11, 2005 | 龍谷大学奨励賞特別表彰 | 古典籍デジタルアーカイブセンターの共同研究員として |
- Lesson (The past three years containing the present fiscal year )
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Year | Term | Name |
2020 | First half | 社会人基礎力実践 |
2020 | First half | 宗教学概論A |
2020 | First half | 多文化社会論入門 |
2020 | First half | 専門研究演習 (11) |
2020 | First half | 基礎演習A (5) |
2020 | First half | 仏教思想論 |
2020 | First half | 専門基礎演習A (2) |
2020 | Second half | アジアの仏教と社会 |
2020 | All year | 仏教文化講読2 |
2020 | Second half | 仏教思想と現代 (4) |
2020 | Second half | 卒業研究 (11) |
2020 | Second half | 基礎演習B (3) |
2020 | Second half | 専門基礎演習B (1) |
2021 | First half | 社会人基礎力実践 |
2021 | First half | 宗教学概論A |
2021 | First half | 多文化社会論入門 |
2021 | First half | 基礎演習A (5) |
2021 | First half | 仏教思想論 |
2021 | First half | 専門基礎演習A (2) |
2021 | All year | 仏教文化講読2 |
2021 | Second half | アジアの仏教と社会 |
2021 | Second half | 仏教思想と現代 (4) |
2021 | Second half | 基礎演習B (1) |
2021 | Second half | 専門基礎演習B (4) |
2022 | First half | 社会人基礎力実践 |
2022 | First half | 多文化社会論入門 |
2022 | First half | 宗教学概論A |
2022 | First half | 仏教思想論 |
2022 | First half | 宗教史 |
2022 | First half | 人文学概論 |
2022 | First half | 専門基礎演習A (2) |
2022 | All year | 仏教文化講読1 |
2022 | Second half | アジアの仏教と社会 |
2022 | Second half | 仏教思想と現代 (4) |
2022 | Second half | 専門基礎演習B (5) |
Special Field: |
仏教学 / インド哲学 / 仏教文化学 |
Keyword: |
インド / 中央アジア / 初期仏教 / 部派仏教 / 大乗仏教 / 仏教文化史 |
- The matter about the capability on education
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Start date | End date | Title | Outline |
03, 2003 | 03, 2003 | インド仏教遺跡調査旅行 | 学生有志を募ってインド仏教遺跡調査旅行の引率・指導。現物の遺跡・資料を目の当たりにして異文化を経験。 |
- The matter about a track record in the course of duties
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Date | Item | Outline |
03/17/2016 | 浄土真宗本願寺派僧侶転入 | |
- The matter about research achievements
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Name | Collaboration | Date | Note | Editor | Page | Outline |
The Sūtra of Contemplation on the Buddha of Immeasurable Life 2nd edition | Collaboration | 03, 2003 | The Ryukoku Translation Center of Buddhist Scriptures, the Institute of the Buddhist Studies, Ryukoku University | YAMADA Meiji | | 畺良耶舎訳『観無量寿経』の英訳と註釈の改訂版。INTRODUCTIONを共同執筆。『観無量寿経』の成立をめぐる問題および同経の中国・日本への流布とその影響について言及。 |
『バンデ・アミール川上流域の古代ルートと遺跡の調査:2005年度龍谷大学アフガニスタン学術調査隊の考古学的調査』 | Collaboration | 03, 2006 | 龍谷大学アフガニスタン学術研究プロジェクト | 入澤崇 | 9-24 | 「サレ・スム石窟:2005年度バンデ・アミール川上流域の石窟調査」の中で、バーミヤーンの西、ヤッカウラング地区に発見されたサレ・スム石窟を含めた石窟調査報告。 |
Name | Collaboration | Date | Note | Editor | Page | Outline |
「navakarmikaと呼ばれた出家者」 | Single | 03, 1999 | 『印度学仏教学研究』第47号第2巻 | | 858-856 | 出家者の職掌中、寺院建築の造営監督専門とするnavakarmikaであるが、それ以外にも在家信者に法を説き、勧進も行ってい様相を律文献と銘文資料から明らかにした。 |
「カーピシー出土仏像にみられる焔肩の意味」 | Single | 12, 1999 | 『密教図像』第18号 | | 1-14 | アフガニスタン・カーピシー周辺から出土している「焰肩」を有する仏像は、ゾロアスター教の「フヴァルナー(威光)」をモティーフとしながらも、千仏化現を表現していることを文献資料と美術・考古学資料からあきらかにした。 |
「仏塔に関わった出家者」 | Single | 03, 2000 | 『印度学仏教学研究』第48号第2巻 | | 1079-1077 | 在家信者中心と思われていた仏塔にはさかんに出家者も関わっていた。のみならず、仏塔と関わった出家者は在家信者に法を説き広めたり、勧進行をもおこなっていた。この流れが大乗興起の遠因ともなっていることを明らかにした。 |
「仏塔建立に関わった比丘・比丘尼」 | Single | 03, 2000 | 『龍谷大学大学院研究紀要人文科学』第21号 | | 1-15 | 戒・定・慧の三学の実践と解脱を本来の目的とする出家者だが、実際は仏塔の建立にも積極的に関わり在家信者と関わりつつも、自らの功徳も積んでいた様相を明らかにした。 |
「ヴィディシャー周辺のストゥーパ遺跡について」 | Single | 03, 2001 | 『北陸宗教文化』第13号 | | 63-88 | 中インドのヴィディシャーには有名なサーンチー仏塔遺跡のほか、ソーナーリ、サットダーラ—、ボージプル、アンデールといった仏塔遺跡が集中している。19世紀初頭に調査したA.カニンガムの報告書を手がかりに現地調査で明らかになったものを確認し、同地域の仏塔遺跡群の特徴を指摘した。 |
「舎利分骨の意味―Vidiśā周辺の仏教の一様態」 | Single | 12, 2001 | 『パーリ学仏教文化』第15号 | | 85-95 | 中インドの古代通商路上の要衝ヴィディシャーにはサーンチーの他、4つの仏塔遺跡が集中する。これらの遺跡から発見されている舎利容器銘文を調べると重複する出家者の名があることがわかり、さらに周辺資料を手がかりに検討すると、どうやら同地域において教団の分派と統合が行われていた形跡がある。教団を維持することは法の継承者であることが必要となり、その象徴として出家者の舎利が必要とされた。 |
「ストゥーパと出家者」 | Single | 03, 2002 | 『仏教学研究』第57号 | | 48-77 | 在家信者の信仰の拠り所とされてきたストゥーパには出家者も盛んに関わっており、両者の関係性の中で仏教伝播の歴史がつくられてきたことを文献資料と美術・考古学資料から明らかにした。 |
「舎利の奉安」 | Single | 03, 2003 | 『印度学仏教学研究』第51号第2巻 | | 822-819 | インド及びその周辺地域から発見されている舎利容器銘文、さらには舎利奉安を刻する銘文を分析し、出家者と在家信者の仏教への関わり方を解明。 |
「「仏牙舎利」攷」 | Single | 03, 2006 | 『仏教学研究』第60・61合併号(上山・山田両先生退職記念号) | | 118-149 | 仏陀の4つの犬歯(仏牙舎利)は、他の舎利(遺骨)とは異なる扱いを受け、いったんはインドの周辺地域に安置された。伝説によればその内のひとは中国、そして日本にももたらさたという。律宗の道宣をめぐる奇譚にもあらわれ、同教の神である那吒太子信仰との関わりを論じ、さらには謡曲『舎利』へとつながる流れがあることを言及。 |
「ヤッカウラング周辺の仏教遺跡」 | Single | 03, 2008 | 『密教図像』第26号 | | 31-47 | 2005年度および2006年度に龍谷大学アフガニスタン学術調査隊が行ったバーミヤーン西にあるヤッカウラング地区から発見、確認された仏教遺跡について報告。それまで学界未知であった新たな仏教圏存在の可能性を指摘。 |
「医療職のための宗教講座 2: 仏教における「死」」 | Single | 08, 2021 | 『作業療法ジャーナル』55-9 | | 1056-1062 | 諸行無常を理法とする仏教は「死」をどのように捉えたのか。『涅槃経』の記述に始まり、パーリ語文献の「死」に関する理解を明らかにした。また、仏教文献にみられる医学に関する記述から生命維持の努力も少なからず行っていたことを指摘。また2019年に行ったタイ東北部における寺院が運営する末期がん患者のホスピスについても実例を紹介した。 |
Name | Date | Outline |
「サーンチー周辺の舎利塔:付アショーカ王の伝道」 | 05, 2002 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「舎利塔と仏像―考古学から見た仏法東漸―」の第2回を担当し、講演をした。中インドのヴィディシャー周辺にのこる舎利塔遺跡群の概要を示し、紀元前3世紀のアショーカ王との関わりも説いた。 |
「偉大なる悟りの完成:『大般涅槃経』を読む」 | 05, 2003 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「釈尊時代のインドと仏教―初期仏典を読む―」の第2回を担当し、講演を行った。仏陀の最期を説いた『大般涅槃経』を取り上げ、仏陀の般涅槃前後の出家者・在家信者の様相について話をした。
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「227条の戒律と出家者の生き方:『パーリ律蔵』」 | 10, 2003 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「釈尊時代の仏教―パーリ仏典を読む―」の第2回を担当し、講演を行った。南方上座仏教圏に伝わる『律蔵』を紹介し、出家者がどのような生活を送っていたのか、戒律からその実際面をの姿を明らかにした。
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「出家の生活と在家の生活」 | 06, 2004 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「異文化の対話―『ミリンダ王の問い』を読む―」の第3回を担当し、講演を行った。悟りを求めようとすることに、出家も在家も隔たりはないものの、『ミリンダ王の問い』に説かれる出家の優位性を解説した。 |
「舎利塔崇拝の広がり―考古遺物が物語る仏教―」 | 11, 2004 | 2004年度西別院土曜講座(於 本願寺名古屋別院)で講演を行った。インドおよびその周辺地域への仏教の伝播を、舎利塔の変遷からおいかけ、かつ文献にはあらわれない仏教の姿を考古資料から解き明かしたものであった。 |
「インドの仏教石窟」 | 11, 2004 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「石窟寺院の諸相」の第2回を担当し、講演を行った。特に西インドに遺る仏教石窟を取り上げ、出家者と在家信者がそれぞれどのように仏教と関わったのかを解説した。 |
「出家者の告白:『テーラ・ガーター』と『テーリー・ガーター』」 | 06, 2005 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「原始仏典を読む―声に出して読むパーリ語―」の第3回を担当し、講演を行った。仏典は基本的に仏陀の口を通して語られたもので、釈尊時代の出家者がどのように仏教を捉えていたのかを知る資料は少ない。中でも『テーラ・ガーター』と『テーリー・ガーター』は、それぞれ、長老・長老尼の信仰の告白というべきもので、それに説かれる出家者の様相について解説した。 |
「第2回 仏教と文化 観音の力」 | 07, 2005 | 京都西山短期大学専攻科開設記念公開講座「仏教7」の第2回で講演を行った。東アジア仏教圏において、教理・教学とは別に、多大な信仰をあつめる観音菩薩について、起源とその後の受容と変容について明らかにした。 |
「経集(スッタ・ニパータ)」 | 11, 2005 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「原始仏典を読む―声に出して読むパーリ語―」第2回を担当し、講演を行った。最古層に位置づけられる『経集(スッタ・ニパータ)』を取り上げ、重っだったことろを受講者とともに原文(パーリ語)を読んでいった。 |
「サレ・スム:2005年のバンデ・アミール川上流域の石窟調査から」 | 01, 2006 | 龍谷大学第1次アフガニスタン学術調査報告会/2005年度龍谷仏教学会学術大会(龍谷大学大宮学舎)において研究報告を行った。その内容は、第1次龍谷大学アフガニスタン学術調査隊によって行われた考古調査で、バーミヤーン西方のヤッカウラング地区から新たに確認されたサレ・スム石窟の概要について報告を行った。 |
「ガンダーラ:ブッダ造像と異文化混淆」 | 04, 2006 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「輾転する仏教:シルクロードの遺跡と文物」の第1回を担当し、講演を行った。紀元後1世紀後半乃至2世紀前半、ガンダーラとマトゥラーで初めて仏陀を人間の姿で表現した、いわゆる仏陀造像の始まりと、それを前後してインド世界に流入した異民族の様相と、彼らがどのように仏教と関わったのかを解説した。 |
「バーミヤーン:そして,さらに西へ」 | 05, 2006 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座「輾転する仏教:シルクロードの遺跡と文物」の第2回を担当し、講演を行った。55メートルの大仏と38メートル大仏で有名なバーミヤーン石窟を取り上げ、7世紀の玄奘の記録を手がかりに同地域における仏教の様相について解説。また、それまで未知であったバーミヤーンから西へのびる仏教伝播の道の存在についてもその仮説を提示した。 |
「ヒンドゥー・クシュ南北の遺跡と仏教」(全5回) | 11, 2006 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座として、2007年2月まで、5回にわたって講演を行った。パミール高原から西にのびるヒンドゥー・クシュ山脈の南北に遺る仏教関係の遺跡を取り上げ、時代をおってアフガニスタンにおける仏教の変遷について解説した。 |
「クシャ・ゴラ石窟とムシュタック石窟:2006年バンデ・アミール流域の石窟調査」 | 12, 2006 | 2006年第2次龍谷大学アフガニスタン学術調査報告会「仏教西漸:アフガニスタンの歴史・考古・仏教」において研究報告を行った。その内容は、第2次龍谷大学アフガニスタン学術調査隊によって行われた考古調査で、バーミヤーン西方のヤッカウラング地区から新たに確認されたサレ・スム石窟の概要について報告をした。 |
「舎利塔崇拝の広がり」(全6回) | 04, 2007 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座として、2007年7月までに6回にわたって講演を行った。仏滅後、ガンガー河中流域に8乃至10基が建立され舎利塔は、前3世紀のアショーカ王期にはほぼインド全域に、起源前後ころには異文化世界へと広がっていった。その舎利塔をめぐる信仰の様相を時代をおって解説した。 |
「輾転する仏教:仏教はどこまで西へ伝わったのか」(全6回) | 11, 2007 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座として、2008年2月まで6回にわたって講演を行った。仏教の東伝の様相について夙に研究が進められてきたが、インドからの西伝となるとほとんど研究はされてこなかった。しかしながら、西トルキスタンには仏教の遺跡もあり、それらを手がかりに仏教がどれだけ西へ伝わったのかを解説した。 |
「輾転する仏教:石窟寺院の世界」(全6回) | 04, 2008 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座として、2007年7月まで6回にわたって講演を行った。インドから中央アジアにかけて遺っている石窟寺院を手がかりに、その時代、その地域の仏教の受容と変容を解説した。 |
「輾転する仏教:海洋を通じて伝わった仏教の姿」(全6回) | 11, 2008 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジ・パンフレット講座として、2009年2月まで6回にわたって講演を行った。紀元前3世紀、海洋を通じて南洋へと広がった仏教は、現在もスリーランカーやインドシナ半島に根付いている。が、しかしながらクメールの遺跡群やジャワ島のボロブドゥールなど、現在とは異なる仏教も遺跡として遺っている。それらの様相を解説した。 |
「ムルガーブの石窟」 | 03, 2009 | 2009年第4次龍谷大学アフガニスタン学術調査報告会「仏教西漸:トルクメニスタン,そしてイランへ」で研究報告を行った。その内容は、第4次龍谷大学アフガニスタン学術調査隊によって行われた考古調査で、アフガニスタン中央部を源流とし、トルクメニスタン中央部のメルブへとつながるムルガーブ流域に点在する石窟の概要について報告をした。 |
「ヤッカウラング周辺の遺跡と仏教伝播の西への道」 | 07, 2009 | 南アジア北辺地域における文化交流諸相研究班(京都大学人文科学研究所)の研究会で研究報告を行った。その内容は、龍谷大学アフガニスタン学術調査隊の考古聴者によって確認されたヤッカウラング地区の遺跡から、これまで知られることのなかった仏教伝播の西方への道が存在していたのではないかという仮説を提示した。 |
「【調査報告】トルコ・イラン・トルクメニスタンにおける石窟の調査」 | 12, 2009 | 南アジア北辺地域における文化交流諸相研究班(京都大学人文科学研究所)において報告。その内容は、第5次龍谷大学アフガニスタン学術調査隊によって行われた、トルコ・イラン・トルクメニスタンの石窟の調査概要とそれぞれの特徴について報告をした。 |
「アフガニスタンから見えたもの」 | 02, 2010 | 伝道教学センター 「日曜講演」(浄土真宗本願寺派)で講演を行った。龍谷大学アフガニスタン学術調査隊に従事しながら、長く戦闘地帯にあったアフガニスタンで見てきたものを報告した。 |
「バンデ・アミールからムルガーブへ」 | 03, 2010 | 龍谷大学370周年国際シンポジウム「人類の至宝 アフガニスタン」で研究報告を行った。その内容は、アフガニスタン中央部を流れるバンデ・アミール川から、同域を源流とし、トルクメニスタン中央部のメルブへ流れるムルガーブ川流域に点在する石窟の概要を報告をした。 |
「ヤッカウラング周辺の石窟:石窟寺院の系譜の一環として」 | 07, 2010 | 平成22年度西山学会研究発表大会(京都西山短期大学)で研究発表を行った。そこで龍谷大学アフガニスタン学術調査隊によって明らかになったヤッカウラング周辺の石窟を軸に、それまでに明らかになっている仏教石窟との比較を行い、どのような位置づけになるのかを発表をした。 |
「バーミヤーン:大仏建立とその周辺」 | 09, 2010 | 相愛大学「市民仏教講座」で講演を行った。2001年3月にタリバーンによって爆破されたバーミヤーンの大仏ではあるが、皮肉も大仏建立の手がかりも明らかになった。現地調査で得た知見をもとにバーミヤーンの大仏建立に関わる事情を解説した。 |
「仏法東伝:シルクロードの仏教と文化」(全6回) | 09, 2011 | 真宗大谷派山城第一組門徒会聞法研修会で講演を行った。インドと中国の狭間にあるシルクロードは、単に仏教の渡り廊下ではなく、各地に点在する遺跡・遺構、より広範囲にわって発見されている美術・考古資料を手がかりとして、仏教の中央アジア的受容と変容を解説した。(2012年5月まで各テーマで6回にわたって行った) |
「仏陀の道:『ミリンダ王の問い』の世界」(全6回) | 04, 2012 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。大乗興起の少し前の具体的な仏教の様相を知るための重要な資料ともなる『ミリンダ王の問い』を講読。 |
「輾転する仏教:舎利塔と仏像」(全6回) | 04, 2012 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。仏教伝播に大きく寄与した仏塔信仰と仏像信仰の成立とその展開について講義。 |
「輾転する仏教:ガンダーラから中央アジアへ」(全6回) | 10, 2012 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。翌2013年1月までの全6回にわたって開講。ガンダーラを通じて異世界へと出たことで仏教がどのように変容したのかを、美術・考古資料をも用いながら講義。 |
「仏陀の道:菩薩信仰の系譜」(全6回) | 10, 2012 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。翌2013年1月までの全6回にわたって開講。大乗仏教の主要な教えの一つである「菩薩」について、その信仰形態を系譜を講義。 |
「輾転する仏教:大乗仏教とその周辺」(全6回) | 04, 2013 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。大乗仏教がいかに誕生し、その後どのように発展したのか、文化的背景も含めて講義。 |
「仏陀の道:菩薩信仰の系譜 その2」(全6回) | 04, 2013 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。前年度に行った「菩薩信仰の系譜」の継続として、その後の東アジアにおける菩薩信仰の受容と変容を講義。 |
「輾転する仏教:「廻向」ということ」(全6回) | 09, 2013 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。特に大乗仏教で重視される「廻向」についてその源流から、その後の展開について解説。 |
「仏陀の道:大いなる死 『遊行経』を読む」(全6回) | 09, 2013 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。ブッダの最期を描いた漢訳経典『遊行経』を、パーリ本、サンスクリット本、チベット本、他の漢訳を参照しつつ講読。 |
「輾転する仏教:〈涅槃経〉を読む」(全6回) | 04, 2014 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。大乗成立以前の『涅槃経』を講読。 |
「仏陀の道:生死のコンチェルト 『無量寿経』を読む 1」(全6回) | 04, 2014 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。浄土三部経のひとつ『無量寿経』を講読。 |
「仏教とシルクロード:玄奘三蔵とその教え」 | 08, 2014 | 毎日文化センター大阪の「土曜歴史館VI シルクロード史の謎」で講演を行った。仏教にとってシルクロードとはどのようなものであったのか。7世紀の玄奘のインド求法の旅を手がかりとし、その意味と解明。観音信仰と称名念仏への影響も指摘した。 |
「仏陀の道:生死のコンチェルト 『無量寿経』を読む 2」 | 09, 2014 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。浄土三部経のひとつ『無量寿経』を講読。 |
「輾転する仏教:遺骨とブッダと仏性と」(全6回) | 09, 2014 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。舎利(遺骨)信仰から仏性思想(如来蔵思想)への道程を講義。 |
「仏陀の道:生死のコンチェルト 『観無量寿経』を読む」(全6回) | 04, 2015 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。浄土三部経のひとつ『観無量寿経』を講読。 |
「輾転する仏教:『阿弥陀経』を読む」(全6回) | 04, 2015 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。浄土三部経のひとつ『阿弥陀経』を講読。 |
「バーミヤーンの仏教:北伝仏教の展開II」 | 06, 2015 | 龍谷大学文学部開講科目「アジアの仏教と文化」(第10講)で講演を行った。バーミヤーンの仏教を中心として、仏教が混淆するありさま、そして外部との関連性を失うとペイガニズム化していくという流れを解説した。 |
「仏陀の道:生死のコンチェルト 『阿弥陀経』を読む」(全6回) | 09, 2015 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。浄土三部経のひとつ『阿弥陀経』を講読。 |
「輾転する仏教:『観無量寿経』を読む」(全6回) | 09, 2015 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年12月までの全6回にわたって開講。浄土三部経のひとつ、『観無量寿経』について講読。 |
「仏陀の道—瀬戸際から見えるもの:『維摩経』を読む ①」(全6回) | 04, 2016 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。翌年1月までの全6回にわたって開講。大乗仏教の主要経典であり、日本にも多大な影響を与えた『維摩経』について講読。また、現代の我々の日常生活の中で見習うべき点について解説。(継続) |
「蓮如上人の信心と念仏」 | 06, 2016 | 2016年度前期相愛大学宗教部市民仏教講座「蓮如上人に」学ぶで講演。浄土真宗のカナメである、蓮如上人の信心と念仏について講演。 |
「第三の眼」 | 06, 2016 | 2016年度前期相愛大学宗教部定例礼拝で講演。宗教、仏教、浄土真宗をシヴァ神の第三の眼になぞって、その存在を分かりやすく講演。 |
「仏陀の道—瀬戸際から見えるもの:『維摩経』を読む ②」(全6回) | 10, 2016 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。翌年1月までの全6回にわたって開講。大乗仏教の主要経典であり、日本にも多大な影響を与えた『維摩経』について講読。また、現代の我々の日常生活の中で見習うべき点について解説。(承前) |
「仏陀の道—瀬戸際から見えるもの:『維摩経』を読む ③」(全6回) | 04, 2017 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。大乗仏教の主要経典であり、日本にも多大な影響を与えた『維摩経』について講読。また、現代の我々の日常生活の中で見習うべき点について解説。(承前) |
「仏教聖歌を学ぶ ー解説と歌唱指導ー」 | 04, 2017 | 2017年度相愛大学相愛大学定例礼拝で、仏生会の意味と仏教讃歌の解説を行った。 |
「仏の心・衆生の心 ー三心一心ー」 | 07, 2017 | 2017年度前期相愛大学宗教部市民仏教講座「浄土真宗カナメー安心論題の心を開くー」の第3回で講演。 |
「初歩からの般若心経」
| 09, 2017 | 平成29年度相愛大学人文学部公開講座「人文学を楽しむ」の第3回で講演。仏教はさほど知らなくとも、『般若心経』なら知っているという人にも初歩から学べるように解説。 |
「仏陀の道:『般若心経』を読む」(全6回) | 10, 2017 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。翌年1月までの全6回にわたって開講。仏教のことは知らなくとも『般若心経』なら知っているというほど、知名度の高い『般若心経』について講読しつつ、主要な教義について講義。 |
「輾転する仏教:『観音経』を読む」(全6回) | 04, 2018 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。日本にも馴染みの深い『観音経』を講読しつつ、インドから日本までの観音信仰の系譜について講義。 |
加古川市仏教講座「誤解される仏教⁉:仏教はこう考えたのか‼」(全6回) | 04, 2018 | 同年10月まで、加古川市妙願寺で行われた市民仏教講座で6回にわたって講義。われわれの生活レベルにまで仏教は浸透しているが、同時に誤解されていることも少なくない。仏教の原点にさかのぼり、主要な仏教の教義について話をした。 |
「仏陀の最期ー死では終わらない仏教の道ー」 | 06, 2018 | 2018年度前期相愛大学宗教部定例礼拝で、『小乗涅槃経』を手がかりに、仏陀の最期は仏教の最後ではなく、そこから仏教が始まる道のりを講演。 |
「輾転する仏教:『法華経』を読む」(全6回) | 10, 2018 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。翌年1
月までの全6回にわたって開講。諸経の王とも言われる『法華経』を「法華七喩」を中心の講読。 |
「大谷光瑞とその周辺」 | 11, 2018 | 2018年度後期相愛大学宗教部市民仏教講座「浄土真宗を伝えた人たち」で、大谷探検隊を派遣した大谷光瑞師とその時代の仏教の動向について講演。 |
「輾転する仏教ー果たして悪人は救われるのか:『阿闍世王の物語』を読む」(全6回) | 05, 2019 | 龍谷大学RECコミュニティカレッジの公開講座。同年7月までの全6回にわたって開講。果たして悪人が救われる道はあるのか?『観無量寿経』『阿闍世王経』『大乗涅槃経』を手がかりに悪人正機説への道筋を講義。 |
「『仏説阿弥陀経』」 | 06, 2019 | 2019年度前期相愛大学宗教部市民仏教講座「浄土真宗を伝えた言葉の数々」の第2回で『仏説阿弥陀経』を手がかりに、浄土真宗を伝えた言葉を解説。 |
「ただ念仏のみぞまことにて」 | 08, 2020 | 北御堂、津村別院における2020年8月の「朝の仏教講座」で講話。親鸞聖人の弟子・唯円は「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」と『歎異抄』に親鸞聖人のお言葉を述べられていることを手がかりに、いったい我々は諸行無常の世の中にただ生きていくばかりなのか、親鸞聖人が我々に示した阿弥陀如来の心に耳を傾けてみたい。 |
「第4回 歎異抄 第三条を読む」 | 11, 2021 | 2021年度市民仏教講座「歎異抄を読む」で第三条を解説。浄土真宗の立場を踏まえつつ、仏教全体の流れからいかに悪人正機の考え方が出てきたのかを述べた。 |
Name | Collaboration | Date | Note | Editor | Page | Outline |
「バーミヤーン西方で,新たな仏教遺跡を発見」 | Single | 03, 2006 | 『龍谷』2006、第61号 | | | 龍谷大学アフガニスタン学術調査隊によって発見された新たな仏教石窟の概要とその後の課題を説示。 |
「バンデ・アミールからムルガーブへ」 | Single | 10, 2010 | 『龍谷大学370周年記念報告書』(龍谷大学) | | 67-72 | アフガニスタン中央部を流れるバンデ・アミール川から、同域を源流とし、トルクメニスタン中央部のメルブへ流れるムルガーブ川流域に点在する石窟の概要を報告。 |
「第三の眼」 | Single | 03, 2017 | 『法輪』第28号(2017) | | | 平成28年度の定例礼拝での講話の書き起こし。宗教・仏教・浄土真宗を「第三の眼」と想定し、その第三の眼を持って生きていくことが我々自身をあきらかにするという内容。 |
「仏陀の最期 ― 死では終わらない仏教の道 ―」 | Single | 03, 2019 | 『法輪』第30号(2019) | | 10-17 | 平成30年度の定例礼拝での講話の書き起こし。人間、死んだらおしまいと考えがちであるが、仏教は「死」から始まったとも言え、むしろ「死」を終わりとせず、そこから始めたことによって道が開けたとも考えられる。仏陀釈尊の最期を物語る『涅槃経』には、死では終わらない仏教の道がみてとれる。 |
「阿弥陀さまってどんなお方?」 | Single | 03, 2021 | 『法輪』第31号 | | 12-20 | 2019年度定例礼拝の講話の内容を記述。特に浄土教文献から阿弥陀仏がどのように説かれているのかを明らかにした。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈部分的にでも関わる〉」 | Single | 04, 2021 | 『本願寺新報』第3406号 | | 3 | 今日、世界的にも問題となっている「貧困問題」について、これの解決の糸口となるのは全面的な協力というより、より多くの方々による部分的関与が大事となってくるということを述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈SDGsバッジを見て〉」 | Single | 05, 2021 | 『本願寺新報』第3409号 | | 3 | SDGsのバッジを付けること自体に問題があるわけではないが、SDGsの本来的な目的がどれほど意識、実践されているのかに疑問があることを指摘。そのSDGsの一番目の達成目標は貧困問題であることを考えないしてもよいのではないか、その場合の主体はどこにあるのかを考える大切さを述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈外の世界と関わる〉」 | Single | 06, 2021 | 『本願寺新報』第3412号 | | 3 | 路上生活者は我々の日常の生活の外側に置かれることがある。貧困問題の解決の一歩は私たちが内の世界に留まることなく、外の世界と関わることにある。そのことで「声にならない声」を聴くことができるのではないか、と述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈国連が示す貧困の実態〉」 | Single | 07, 2021 | 『本願寺新報』第3415号 | | 3 | 国連が示す貧困の実態に関するデータをもとに、何が原因かを述べた。その上で今一度、SDGsの具体的実行の重要性を説いた上で、他人事ではなく自分事としてその具現化の重要性を述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈正常性バイアスの問題〉」 | Single | 09, 2021 | 『本願寺新報』第3421号 | | 3 | 路上生活者支援を継続する中で、彼らが意図的に社会の枠組みに戻る意志がない事例を紹介。それは社会が「日常」を重視する正常性バイアスの中にあり、そこからはみ出て路上生活者になったのに、再びそこに戻ることに抵抗を感じるというものである。問題は路上生活者支援をどうするのかというより、正常性バイアスにおおわれた我々自身がどうするのかということを述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈アフガニスタンから考える〉」 | Single | 10, 2021 | 『本願寺新報』第3424号 | | 3 | 2021年8月に起きた「アフガン政権崩壊」をもとに、同国で活動を続けた中村哲さんの事績を紹介。その中で貧困問題を考えるなら、何よりも「命」の尊さを感じなければ何も始まらないこと、そして立場は違えど、同じ土壌に暮らす者どうしという共感力が貧困問題を考える糸口になることを述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈相対性貧困の問題〉」 | Single | 11, 2021 | 『本願寺新報』第3427号 | | 3 | 貧困問題の中でも特に可視化されにくい相対性貧困の問題を指摘。特に新型コロナウイルス感染症の拡大によって相対的貧困に陥り、やがては絶対的貧困になる可能性があることを述べた。その解決はまず社会がその存在を知ることであり、そして「家庭」と関わることの多い僧侶の草の根的な活動は重要にもなると述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈新型コロナと貧困化〉」 | Single | 12, 2021 | 『本願寺新報』第3430号 | | 3 | 新型コロナウイルス感染症の拡大により仕事を失い路上生活者となった事例を紹介。しかし彼らが路上生活者となって人と人とのつながりの温もりを感じる人も少なからずいることを述べた。われわれの日常社会に人の温もりを感じ得ないのなら、むしろ日常社会が問題であると指摘。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈私欲を離れる〉」 | Single | 02, 2022 | 『本願寺新報』第3436号 | | 3 | もちろん経済活動は重要ではあるが私腹を肥やすばかりでは貧富の差が拡大するばかりである。カルピスの創業者である三島海雲の例をあげ、そこには大乗仏教の「利他」の精神が生きていたことを紹介。私心を離れる大切さについて述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈ある路上生活者のこと〉」 | Single | 03, 2022 | 『本願寺新報』第3439号 | | | 路上生活者支援を始めて間もないころ、ある路上生活者が上着が欲しいと懇願した事例を紹介。それは物質的な充足に留まるものではなく、むしろ人の温もりを感じたかったという思いを紹介。 |
「仏教×SDGs」 | Single | 03, 2022 | 『寺報 西蓮寺』2022年3月号 | | | 仏教がどうしてSDGsと関わるのかといえば、「誰一人として取り残されることのない世界」という理念は、中でも浄土真宗にとって阿弥陀仏の救いに通じるものであり、念仏者の生き方そのものがSDGsの活動とつながると述べた。 |
「生きづらさ 感じていませんか? 貧困問題 〈協調性ばかりでいいですか?〉」 | Single | 05, 2022 | 『本願寺新報』第3445号 | | 3 | 特に日本社会で求められる「協調性」はややもすれば人間排除を行う要因ともなることを指摘。路上生活者の中にはその協調性に苦しんで社会を出た人もいる。もちろん彼らに強調性がないのではなく、まわりがそれを理解する力がないだけのことであると述べた。 |
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